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街をぽくぽく歩いてみれば

イム・ウンシクと韓国現代美術展

先日、釜山市立美術館で開かれている写真展を見てきた。
イム・ウンシクと韓国現代美術展_e0228240_1853358.jpg

写真展紹介の記事↓
http://news20.busan.com/news/newsController.jsp?sectionId=1010090000&subSectionId=1010090000&newsId=20120305000036

写真家イム・ウンシク氏の生誕100周年を記念して行なわれている。
写真展は、イム・ウンシク氏の時代を切り取った写真、
同時代の写真家も含めた釜山と近隣で撮った写真、
イム・ウンシク氏撮影の肖像写真、
最後は絵画作品とイム・ウンシク氏撮影の肖像写真とのコラボレーションに分かれて展示されている。

盛りだくさんだ。
そのためか、気持ちを入れ替えるのに忙しく、感動が薄れてしまった気がする。

2ヵ月ほど前、ゴウン写真美術展にイム・ウンシク氏と同時代に活躍したジョン・インソン氏の写真展(ジョン・インソン生誕100周年記念展 釜山写真の夜明け 3/18まで)
を見た。

その時、私は本当に感極まって声を上げて泣きそうになったのだった。
彼の作品も同じように韓国の苦しい時代を切り取った写真だった。

なんでこんなに違う気持ちなのだろう?
やっぱり盛りだくさんな展示だったからか??

もう一度考えてみると、
今回見た、イム・ウンシク氏の写真はその時代全体を捉えた写真のように感じ、先日見た、ジョン・インソン氏の写真は、もっと人に寄り添って撮ったように思えた。

だから、ジョン・インソン氏の写真は私の心を捕らえたのだ。

これは、それぞれの作家が写真を撮った背景や、スタイルなどなにもわからない状態で感じたことだ。

それぞれの作品を撮った背景や、それぞれの写真家についてもっと知っていったら、また違う目で写真を見ることができるかもしれない。

「임응식과 한국 현대미술 전(イム・ウンシクと韓国現代美術展)」は
釜山市立美術館2階大展示室で4月15日まで。



by bono1504 | 2012-03-11 19:18 | アートめぐり(韓国)

釜山で3年半滞在後、帰国。釜山時代以降、街歩きが趣味になりました。
by bono1504
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