鹿港 日の暮れた街と路地裏のネコ
鹿港に泊まることを決めた私は、
気の向くまま、半日歩きとおした。
少しずつ日が傾き、やがて夕暮れに染まる老街を歩いた。
鹿港の街の空気はどこか埃っぽい。そして、ときおりやさしい風が吹く。
やがて、日がすっかり暮れたころ、
龍山寺を後にする。
すっかり日が暮れたこの街は、昼間とは少し違っていた。
あんなにあふれていた観光客がどこかに姿を消していた。
大通りながら、人通りの少なくなった老街を歩く。
夜8時を過ぎた頃か。
主に明かりが漏れているお店は、(おそらく手作りの)仏具を商っているようだった。
そんなお店の一軒に目を向けると、
仏像を彫るご主人を黙って見守っている犬の姿があった。
いつまでも眺めていたいような光景だった。
ゲストハウスは、裏通りにあった。
薄暗くて人通りがない。
「ちょっと心細いな」と思っていると、
ニャ~と声がした。
くぐったばかりの門を見上げると、一匹のネコがいた。
「ゲストハウスを通り越してるよ」
と、教えてくれたのかはわからないけど、
そのネコのおかげで、ズンズン歩きすぎていたことに気付いたのだった。
ありがと。
気の向くまま、半日歩きとおした。
少しずつ日が傾き、やがて夕暮れに染まる老街を歩いた。
鹿港の街の空気はどこか埃っぽい。そして、ときおりやさしい風が吹く。
やがて、日がすっかり暮れたころ、
龍山寺を後にする。
すっかり日が暮れたこの街は、昼間とは少し違っていた。
あんなにあふれていた観光客がどこかに姿を消していた。
大通りながら、人通りの少なくなった老街を歩く。
夜8時を過ぎた頃か。
主に明かりが漏れているお店は、(おそらく手作りの)仏具を商っているようだった。
そんなお店の一軒に目を向けると、
仏像を彫るご主人を黙って見守っている犬の姿があった。
いつまでも眺めていたいような光景だった。
ゲストハウスは、裏通りにあった。
薄暗くて人通りがない。
「ちょっと心細いな」と思っていると、
ニャ~と声がした。
くぐったばかりの門を見上げると、一匹のネコがいた。
と、教えてくれたのかはわからないけど、
そのネコのおかげで、ズンズン歩きすぎていたことに気付いたのだった。
ありがと。
by bono1504
| 2017-02-18 22:57
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