アジアのまちづくりの過去・現在・未来~『神奈川大学アジア研究センター叢書 アジアのまち再生―社会遺産を力に』鹿島出版会(2017/03発売)


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中国、日本、台湾、韓国など「近現代史の負の記憶が関与してできた問題地区」を「逆に魅力的な地域空間の社会遺産へと」変える。
その街づくりの過去・現在・未来に関して、研究者たちがつづっている。

特に注目してしまったのは、台湾、韓国のまちづくりに関して記されている部分。
台湾は、台北の寶蔵巌国際芸術村が、韓国は、仁川・大邱・釜山の街づくりが取り上げられていた。

寶蔵巌国際芸術村は、昨年実際に訪れたが、なにせ中国語ができないため、質問したくてもできず、心で感じるままに?芸術村を巡るしかなかった。
「CASE13 アーティス卜と住民の対話による不法占拠村の再生 トレジャーヒル・アーティスト・ビレッジ/台北・台湾 荘亦婷 」によって、芸術村ができた背景、完成するまでの過程を知ることができた。

芸術村の第一印象は、「思ったより地味」。訪ねる前は、芸術村というからには、きっと建物も奇抜な造りに違いないと思っていた。一部壁画もあったけれど、外観はほぼグレー一色だった。意外だな~と思った。でもいろんな展示をあちこち巡っていくうちに、かえってそれを心地よく感じるようになった。
内部の展示を邪魔しないから…。
この本によると、あえて最低限度のインフラ整備にとどめたそうだ。
また、芸術村へ変更する際、住民たちと対話を繰り返し、丁寧に進めていったらしい。

韓国・釜山の甘川文化村の進め方とおんなじだ、と思った。
やはり、成功するには、だれか有名な人の作品をポンとつくるというのではなく、こういった手間をかけることが大事なんだな。

韓国の街づくりの中で、初めて知った場所もあった。
서동미로시장(書洞迷路市場)。
さっそく、市場のHP(http://sdmiro.net/seodong/introduce.php)をのぞいてみた。

紹介記事によると、
釜山金城区書洞は、1960年代、(ある地域から)撤去させた住民を住まわせた地域だ。市場は、1970年代から自然発生的にできた書洞伝統コルモク市場、書洞強度市場、書洞市場の3つからなる。
書洞迷路市場には、昔の姿をそのまま残した商店があり様々な文化プログラムも体験できる。」そう。
(太字:市場紹介の記事を一部翻訳)

Facebookもあって、市場の様子を動画でも見ることができる。
https://www.facebook.com/mirosijang/

残念なことに、HPもFacebookも韓国語のみ。
私をはじめとして、外国人の観光客は、けっこう韓国の市場散策をするのは、好きなんじゃないかな。
場所も地下鉄4号線東莱駅から安平方面に5つ目だし、そんなにアクセス悪くないし…。
今度釜山を訪れるときは、ぜひ訪ねてみたいな。


このブログでの関連記事↓
台北・寶蔵巌国際芸術村~迷いながら?楽しめるアート空間
http://bono1504.exblog.jp/25192381/

甘川洞文化村 감천동문화마을
http://bono1504.exblog.jp/17184408/


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by bono1504 | 2017-08-12 18:39 | 街歩き関連の本・記事 | Comments(0)