街をぽくぽく歩いてみれば

カテゴリ:日本語教師らいふ( 69 )

大変でもあり、楽しくもあり…

「年少者の日本語教育」に軸足をおいて、「日本語教師らいふ」を再スタートさせた。
少年少女に教えはじめて、はや3か月。

でも、まだまだ慣れないなぁ…。

ここ数年、日本語学校で留学生相手に日本語を教えてきたけど、
ずっと、彼らも忙しく、教師も雑事に追われ、
釜山で日本語を教えていたときより、すこし「寂しい関係」だと思っていた。
それなりに、会話も交わすけど、ちょっと、物足りなさも感じていた。

いま、少年少女と向き合っていると、
日本語を教えている、というより、人として、関わっている気がする。
週2回、2時間も満たない時間だけれど、距離が近いように感じる。
…と、同時に責任感も。

だからか、授業が終わると、ドドッと疲れが出て、
ちょっと、お茶を飲んで休憩でもしないと、書類の整理など始められない。
まだ、力の入れ具合がわかってないからかもしれないけど。



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さようなら、また会う日まで。

修了式が終わった後、学生に辞めることを伝えた。
びっくりした顔で、なんで?と言った。

私たちを残して、どこへ行くの?
そんな顔をしていた。

これからは、日本に住む、外国人の子どもたちに教えるのだと、話した。
納得してくれたようだった。
その後、入れ替わりたちかわり、ケータイでの撮影会になった…。

やめるんだ、ふーん、そうなんだ。
ぐらいの反応だと思っていたから、
うれしいような、さびしいような、複雑な気持ちだった。

きっとこの人たちは、これからもこの学校で一生懸命勉強して、
今よりもずっとずっと日本語が上手になるだろう。(そんな気がする)

あるとき、道でばったり会って、
「せんせーー、ひさしぶり。わたしね…」
と、流ちょうな日本語で話しかけてくれたら…うれしいなぁ。

わたしもがんばるよ。


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ああ、あと1日か

今学期のまとめのテストが終わった。
学生たちは、うーーーんっと眉間をコイル巻きにした後、
テストが終わると、足取り軽く(人によっては、ヨレヨレになって)帰っていった…。

修了式が終わったら、学期休みだもんね。

試験監督をしながら、ちょっと目頭が熱くなった。
こんな頑張っている様子を見るのも、今日が最後だな、と。
修了式が終わったらこの学校を去るのだ。
3年と少し、勤めたこの学校。思えば、あっという間だったな。

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<梅雨の晴れ間。アジサイの向こうの青空がまぶしい>

な~んて、
感傷に浸れるのも、あと2日くらいだ。
また新しい「熱い戦い」??が始まるんだもんね。
少年、少女たちと…ホホ。



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最後の授業を終えて…

今学期いっぱいで、現在勤めている日本語学校をやめる。

そして、おととい、その最後の授業が終わった。
いつもどおり始まり、いつもどおり終わった。

授業の後、改めて専任の先生にごあいさつをした。
「またもどってきてくださいね」と、半分冗談交じりに言ってくれた。

その先生がいてくれたおかげで、すごく気持ちがなごんだ。
しんどいな、と思う時も、その先生がいると、ほっとした。
ああ、この先生ともお別れなんだな。改めて思った。

その日、最近入った後輩の先生と一緒に帰った。

彼女は、すこししたら、もっと勉強するために大学院に行きたいと言った。
いいなぁ。そう思う。

日本語学校で「発信」し続けていると、足りないところが、いろいろ見つかる。
けれど、いろいろありすぎて、何から手をつけていいかわからず、
結局、日々の授業の準備に追われて、手が付けられないまま。
いかんな~
そう思ってはいた。

その先生のことばから、心の隅に置き去りにしていた課題を思い出した。

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『お年寄りと話そう』日野純子著(春風社刊)

初級の学生への話し方を先輩から指摘されたワタシ。
電車の中で、たまたま持っていた本を開く。

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                 <イラストも、かわいい…>
『お年寄りと話そう』。
実は、この本の著者は、日本語教師だった。
外国人へ日本語を教える際、学生のレベルにあわせて語彙調節をする。
この本は、その「ティーチャートーク」の技術を応用したお年寄りへの話し方指南書?だった。

初級前半の学生への話し方を考えなくちゃ、と思っていたワタシには、まさにうってつけの本。

「はっきり、ゆっくり発音する」
「相手がわかる言葉を使う」
「言い換える」
「大切なことはちょっと変えてくり返す」
「いろいろな形の質問文を使う」
「相手の言うことを受けとめる」
(太字部分、本文より抜粋)

あああ、頭ではわかっているつもりが…
できてないなー。



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ジェットコースターのような一日が終わり…。

ずいぶん前に教えた学生に、校内で久々に会った。
担当するレベルが違ったりすると、なかなか接点がない。

久々に会ったワタシに
「先生にまた教わりたいです」と言った。
あーでもないこうでもないと悩みながら進めた授業だったけれど、
彼にはいい授業ができたのか??
そう思うと、ほっこりうれしくなった。

その後、現在の初級の授業へ突入。
いろいろ詰め込みすぎて、なんとか少しでも終わらせたいと思うあまり、
最後は少々早口になってしまう始末…。
やんなきゃいけないことが多いんだよぉ~

授業後、先輩の先生から、日本語を習い始めたばかりのクラスなんだから、
話し方や指示を工夫するよう指摘をうける…。
どうも、うちのクラスの学生が、その先生に「わからない」と訴えたらしい。

カックリ落ち込んだ。
なにに落ち込んだかというと、「ここまでやらなきゃ」という教師の都合で、
学生を混乱させてしまったこと。
教師の都合を優先して、学生の目線に立ててなかったこと…。
「学生のためにいい授業をしよう」なんて言いながら、できていなかった。

ボロボロの心と体で電車に揺られて帰宅する。
その間、
学生の目線に立ててなかったんだな~としみじみ思っていた。
それに気づかせてもらってよかったんだよなぁ…

翌日は、別の新しい職場での授業に向かう。
不思議とさっぱりとした気持ちだ。
年を重ねて、ちょっと気持ちがズブトくなったのかな。

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新学期、はじまる。

日本語学校の新学期がスタートした。
今回、初めてほんと~の0から始める「初級」クラスを担当することになった。
第1回目の授業が終了。

学生も、私も必死に口をパクパク、ジェスチャーを大きくしながらの授業だった。
すご~い体力を使った感じ^^;

思うところあって、応募した、新しい職場での授業も、そろそろスタートする。

今まで接したことのない、わかい生徒が対象。
だから、「どうしたらいいのか」と、ここ数日ずっと悩み続け、
図書館に行ったり、日本語教育関係の本がたくさんある施設に行ったりして、
過ごしていた。

けれど、第1回目のミーティングが終わり、なんとなく見当がつき、
少し気持ちが落ち着いた。

しばらくは、あるいはずっと?試行錯誤する日々が続きそう。
けれど、不思議と「楽しさ」を感じている。

いま行っている学校には、申し訳ないが、
このところずっと感じることができなかった感覚…。

こうして新しい刺激を受けて、今の職場での授業も
新たな気持ちで取り組めたらいいなと思う。

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시작이 반이다 シチャキパニダ!まず一歩踏み出した。

新しい職場となる教室を見学させていただいた。

……。全然違う。

私が今まで教えてきた環境とまるで違っていた。
私が今まで積み上げてきたものが生かせるんだろうか…。
不安になった。

現場の先生曰く、
「神経質にならないで、楽しんでやったらいいわよ~」

そう、ね…。
いまさら不安がってもしょうがない。
一歩踏み出したのだから。
시작이 반이다(シチャキパニダ)という韓国のことばのように、
「始めたら半分やったとおんなじものだ」という気持ちで、臨んだらいいサ。

頼りになる先輩や、同僚もいるんだから、
安心して、チャレンジしよう。


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新人先生も奮闘中

うちの学校に新たに数名の先生が加わった。
養成講座を修了したばかりの先生が多い。

この前、その中の一人の先生が、専任の先生に窮状を訴えていた。
いろいろな先生がいろいろ「指導」してくれるが、
「そんなこと、いろいろ言われてもできませーーーん」
ということらしい。

たまたまその場面に遭遇し、
話に加わるわけにもいかず、静観していた。

たしかに、そうだよな。

自分の入ったばかりのころって、どうだったかな。

いろいろ教案を見ていただいて、授業をすること2回。
だめだこりゃ。と、ドリフのチョウさんみたくつぶやいたんだ。

韓国で授業をしてきたから、すこしは余裕をもってできるかな~なんて思っていたけど、まったく違った。
なにが違うって、1つのクラスを数名で担当すること。(それは非常勤だからってこともあるけど)
引継ぎとかが、思ったより大変。
こまごましたルールとかもあるし。
そもそも授業自体の準備も大変だし…。

マイナスのことばかり、言ってしまったけれど、
学校に行くと、気持ちがシャキッと前向きになるし、不思議と楽しい…。

学生の様子を見ること、関わることが「おもしろい」んだよな。
だから、今までなんとかかんとかやってこれたと思う。

新学期が始まって、3週間近く。
とっても大変だと思うけど、なんとか乗り切ってほしいな~
…なんて、自分にも言い聞かせてみたりして…。


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同僚との話からポンッと浮かんだ思い。

今、日本語教師をしている。

とくにこの仕事をするようになってから、コトバのいろんなことが気になる。

そして、
自分の思いをコトバに変えて相手に伝えることって、
それを受け止めてもらうことって、
すごくすごく難しいと感じる。

ときどき、コトバに敏感な人たちと関わることに、
「ちょっと、メンドクサイな」と思うこともある。
でも、おもしろいな、とも。

メンドクサイと思ったり、
自分の伝えたいコトバが理解してもらえず、もどかしかったり、
それでも、そんなコトバを使いながら暮らしている。
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先日、同僚の先生とお茶を飲みながら、話をしていた。
そのときふと、

あれ?わたしって、意外と人が好きなのか?

そんな思いがポンッと浮かんだ。

メンドクサイ、もどかしいと思いながら、この仕事を辞めない。
意外と人と関わることが好きなのか。
ちょっと自分でもおどろいた。


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