새옹지마(塞翁が馬)
釜山日報のコラムを読んだ。
http://news20.busan.com/controller/newsController.jsp?newsId=20121116000045
そのコラムにはこんな友人のエピソードが書かれていた。
友人が今度結婚することになった。その友人は学生の頃からバンドを組んでいた。なかなか売れなかった。やむなく地元に帰って就職したが、数年後、以前住んでいたバンド仲間がいるソウルに異動になった。仕事をしながら再びバンド活動を始める。しかしアルバムを出しても売れない。
彼の新たな配属先が中国になる。独身の彼に白羽の矢が立ったようだ。しかし彼は「韓国に戻ってくる頃には40すぎる」と、結婚も難しいとぼやく。しかし彼は中国で彼女を見つけた。二人の間に事件が起こった(?)が、それもかえって二人を強く結びつけるよい機会になったようだ。そしてめでたく結婚することになった。
記者はそんな友人を見て、「새옹지마(塞翁が馬)があった」と。
<2012.11 某図書館前の広場で。紅葉した木々の様子>
塞翁が馬…
「人生の幸・不幸は予測しがたく、幸運も喜ぶに足らず、不幸もまた悲しむにあたらないとのたとえ」
(Yahoo百科事典より)
『事実「塞翁が馬」という話をそれほど信用しなかった。 それは無理に状況を良く解釈して気持ちだけでも楽にしようと思う心理的行為だと考えた。「不幸中の幸い」ならば分からないが、不幸ためにかえって幸せになることが世の中にどれくらいあるだろうか? しかし遅れた新郎Dを見ながら塞翁の馬をもう一度考えてみる。 そうだ。 「塞翁が馬」はあった。 危機がかえってチャンスだった』
記者は暫くそのことわざを人生の哲学にするのだそうだ。
そういうものかもしれないな。
http://news20.busan.com/controller/newsController.jsp?newsId=20121116000045
そのコラムにはこんな友人のエピソードが書かれていた。
友人が今度結婚することになった。その友人は学生の頃からバンドを組んでいた。なかなか売れなかった。やむなく地元に帰って就職したが、数年後、以前住んでいたバンド仲間がいるソウルに異動になった。仕事をしながら再びバンド活動を始める。しかしアルバムを出しても売れない。
彼の新たな配属先が中国になる。独身の彼に白羽の矢が立ったようだ。しかし彼は「韓国に戻ってくる頃には40すぎる」と、結婚も難しいとぼやく。しかし彼は中国で彼女を見つけた。二人の間に事件が起こった(?)が、それもかえって二人を強く結びつけるよい機会になったようだ。そしてめでたく結婚することになった。
記者はそんな友人を見て、「새옹지마(塞翁が馬)があった」と。
<2012.11 某図書館前の広場で。紅葉した木々の様子>
塞翁が馬…
「人生の幸・不幸は予測しがたく、幸運も喜ぶに足らず、不幸もまた悲しむにあたらないとのたとえ」
(Yahoo百科事典より)
『事実「塞翁が馬」という話をそれほど信用しなかった。 それは無理に状況を良く解釈して気持ちだけでも楽にしようと思う心理的行為だと考えた。「不幸中の幸い」ならば分からないが、不幸ためにかえって幸せになることが世の中にどれくらいあるだろうか? しかし遅れた新郎Dを見ながら塞翁の馬をもう一度考えてみる。 そうだ。 「塞翁が馬」はあった。 危機がかえってチャンスだった』
記者は暫くそのことわざを人生の哲学にするのだそうだ。
そういうものかもしれないな。
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by bono1504
| 2012-11-19 16:57
| メディアや読書から思う
日曜の午後はコーヒーでくつろぐ。
すっかり雨が上がって、さわやかな青空の日曜になった。
母がかねてから行きたがっていた、蔵を改造した喫茶店へ行った。
残念ながら入り口がせまく、階段もあったため、車いすでは入れなかった。
コーヒーを飲むのをあきらめかけたところ、
「ロビーのほうへお持ちしますよ^^」
その喫茶店はちいさな旅館の入り口にあった。
ケーキセット(1100円)と
ウインナーコーヒー(700円)を注文。
旅館の方が、「せっかくだからレストランでどうぞ^^」
と案内してくれた。
そこは…純和風。バックにはお琴の音が・・・。
「静かなところで、ゆっくりできていいわねぇ」
純和風でケーキセット…。バックにはお琴。
なにかミスマッチでちょっと妙な感じがしたけど。
母はすっかりご満悦。よかったのかなぁ。
母がかねてから行きたがっていた、蔵を改造した喫茶店へ行った。
残念ながら入り口がせまく、階段もあったため、車いすでは入れなかった。
コーヒーを飲むのをあきらめかけたところ、
「ロビーのほうへお持ちしますよ^^」
その喫茶店はちいさな旅館の入り口にあった。
ケーキセット(1100円)と
ウインナーコーヒー(700円)を注文。
旅館の方が、「せっかくだからレストランでどうぞ^^」
と案内してくれた。
そこは…純和風。バックにはお琴の音が・・・。
「静かなところで、ゆっくりできていいわねぇ」
純和風でケーキセット…。バックにはお琴。
なにかミスマッチでちょっと妙な感じがしたけど。
母はすっかりご満悦。よかったのかなぁ。
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by bono1504
| 2012-11-18 16:17
| 日々のできごと
「続 あしながおじさん」を読んだ
「続 あしながおじさん」(ウェブスター作/北川 悌二訳 偕成社文庫)を読んだ。
「あしながおじさん」の主人公ジュディの親友、サリー=マックブライトはジュディがいた孤児院の院長をすることになった。上院議員の恋人もふりきってやってきた孤児院にはちょっと曲者の医者、サンディと100人を超えるこどもたちが待っていて…というお話。
「あしながおじさん」は1912年、ウェブスターが36歳のときに書かれた。読者の要望にこたえてその続編の「続 あしながおじさん」がその3年後の1915年に書かれた。
解説を読んで、ちょっと驚いたのが、この続編を書いた翌年、彼女が39歳のとき結婚。
その翌年に出産したということ。
当時ではかなり遅い結婚・出産だったんだろうな、と。
残念ながら、出産後、彼女は亡くなったそうだ…。
100年たった今でも、ワクワクしながら読める。
ジュディにしろ、サリーにしろ、明るくてチャーミングで…。
ウェブスターも、大学卒業後、執筆活動をしながら、その時代を軽やかに生きていたのかなぁ。
訳者の北川 悌二さんは『ジーン=ウェブスター研究』という本も出しているらしい。
読んでみようかな。
「あしながおじさん」の主人公ジュディの親友、サリー=マックブライトはジュディがいた孤児院の院長をすることになった。上院議員の恋人もふりきってやってきた孤児院にはちょっと曲者の医者、サンディと100人を超えるこどもたちが待っていて…というお話。
「あしながおじさん」は1912年、ウェブスターが36歳のときに書かれた。読者の要望にこたえてその続編の「続 あしながおじさん」がその3年後の1915年に書かれた。
解説を読んで、ちょっと驚いたのが、この続編を書いた翌年、彼女が39歳のとき結婚。
その翌年に出産したということ。
当時ではかなり遅い結婚・出産だったんだろうな、と。
残念ながら、出産後、彼女は亡くなったそうだ…。
100年たった今でも、ワクワクしながら読める。
ジュディにしろ、サリーにしろ、明るくてチャーミングで…。
ウェブスターも、大学卒業後、執筆活動をしながら、その時代を軽やかに生きていたのかなぁ。
訳者の北川 悌二さんは『ジーン=ウェブスター研究』という本も出しているらしい。
読んでみようかな。
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by bono1504
| 2012-11-18 13:49
| こんな本・記事を読んだ
「長い道」(宮﨑かづゑ著)を読んだ
しばらく前、なにかのきっかけでこの本のことを知り、読んでみたいと思っていた。
昨日、図書館の「お勧め本」コーナーで見つけて、おもわず手に取った。
「長い道」(宮﨑かづゑ著 みずす書房)
http://www.msz.co.jp/book/author/16043.html
「著者は1928年(昭和3)年岡山生まれ。1938(昭和13)年、10歳のときに国立ハンセン病療養所長島愛生園に入園。以後、この地で暮らす」
幼いころの家族との日常の出来事や、療養所での暮しが語られていた。
その中にこんなエピソードがあった。
彼女は末期がんに冒された友人のために、毎日手作りのポタージュスープを病院に持って行った。
そのスープはテレビの料理番組で見た料理研究家・辰巳芳子さんのレシピを思い出しながら作ったもの。
宮﨑さんは友人の死後、友人の最期を綴った文章を本にまとめた。
人を介してその本を辰巳さん宛に届けたことをきっかけに二人の交流が始まった。2010年には辰巳さんが島を訪問し、二人は初めて出会った。
その二人の出会いの場面は、ドキュメンタリー映画 『天のしずく 辰巳芳子‘いのちのスープ`』(2012年11月劇場公開)で紹介された。
なにより、読後感がさわやかだった。
著者、宮﨑かづゑさんのお人柄が感じられた。
幸せというのは今のある環境ではなく、感じ取れる感性があるかどうかなのかな…。
昨日、図書館の「お勧め本」コーナーで見つけて、おもわず手に取った。
「長い道」(宮﨑かづゑ著 みずす書房)
http://www.msz.co.jp/book/author/16043.html
「著者は1928年(昭和3)年岡山生まれ。1938(昭和13)年、10歳のときに国立ハンセン病療養所長島愛生園に入園。以後、この地で暮らす」
幼いころの家族との日常の出来事や、療養所での暮しが語られていた。
その中にこんなエピソードがあった。
彼女は末期がんに冒された友人のために、毎日手作りのポタージュスープを病院に持って行った。
そのスープはテレビの料理番組で見た料理研究家・辰巳芳子さんのレシピを思い出しながら作ったもの。
宮﨑さんは友人の死後、友人の最期を綴った文章を本にまとめた。
人を介してその本を辰巳さん宛に届けたことをきっかけに二人の交流が始まった。2010年には辰巳さんが島を訪問し、二人は初めて出会った。
その二人の出会いの場面は、ドキュメンタリー映画 『天のしずく 辰巳芳子‘いのちのスープ`』(2012年11月劇場公開)で紹介された。
なにより、読後感がさわやかだった。
著者、宮﨑かづゑさんのお人柄が感じられた。
幸せというのは今のある環境ではなく、感じ取れる感性があるかどうかなのかな…。
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by bono1504
| 2012-11-14 22:13
| メディアや読書から思う
街角の風景 「火の用心」
昨日、街を自転車でシャコシャコ走っていたら、ふと目にとまった。
「火の用心」
この頃、顔や体がカサカサしてきた。
ああ、もう冬が来るんだな…。
「火の用心」
この頃、顔や体がカサカサしてきた。
ああ、もう冬が来るんだな…。
#
by bono1504
| 2012-11-13 17:44
| 街角の…
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