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街をぽくぽく歩いてみれば

「なぜ、まだ領土問題なのか」(朝日新聞10月30日朝刊オピニオン)

戦後日本を研究する米国の歴史家、ジョン・ダワーさんへのインタビュー記事。

彼がとくに関心を持ってきたことは『歴史』と『記憶』の関係だそうだ。

「歴史は過去の研究のようにみえますが、常に現在の人間が利用し、多くの場合は誤用する。そのため、記憶と歴史の関係は今日の世界情勢にも影響し、しばしば議論を巻き起こします」という。

「被害を受けた中国が記憶している歴史は、日本が記憶している歴史とは異なるのです」
…記憶は、被害者としての記憶が強調されると。

「被害者意識には他者への理解の欠如が常についてまわる」

「相手の立場で物事を考えられることが重要です。その理解の的となるのは、常にナショナリズムであり、愛国心です」

「日本でも残念なのは、韓国や中国で怒りか続く理由を認識できていないことです」

「   」内は記事から抜粋

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ドラマや映画、音楽は
お互いの国を感覚的に「いいな」と思えるツール。

それをきっかけにお互いの国に興味を持つようになる。それから一歩二歩踏み込んだとき、突き当たる壁が歴史認識の差。

どんな違いがあるかを知るために中国なり韓国なりがどんな歴史教育を受けているかを知れば、日本人が発したことに対する彼らの反応を理解できるだろうか。

中国の日系デパートへ押し入る群衆の映像を連日テレビで見たとき感じた嫌悪感。そんな気持ちがヒステリックな方向に向かわないようにできるだろうか。



by bono1504 | 2012-10-30 12:50 | メディアや読書から思う

釜山で3年半滞在後、帰国。釜山時代以降、街歩きが趣味になりました。
by bono1504
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