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街をぽくぽく歩いてみれば

クジラの泳ぐ村~蔚山・新和村(シンファマウル)②

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<記事にあったクジラの壁画に再会!>

11時半ごろ釜山駅をKTXで出発。蔚山まで20分ぐらいで着いてしまった。
新和村までの行き方を駅の観光案内所で聞いた。

村についたのは12時半ごろ。平日のためか、人通りがない。それどころか、シンとして人の気配すらない。乗用車2台分ほどの幅の道がスッとまっすぐのびている。家々の壁にはそれぞれイラストが描かれている。現実感がなく、別の世界に迷い込んでしまったように感じた。

お腹がすいた。その道沿いにおでんやキンパッが食べられそうな店があった。
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キンパッ(1500ウォン)を頼んだ。そのおねえさんに聞いてみると、私みたいに探しあててここへやってくる日本人もいるらしい。休日になるとカメラ片手の人たちでにぎわうらしい。キンパッを食べ始めるころ、おばさんがやってきて、おねえさんとおしゃべりを始めた。ご近所の人のようだ。

その通り沿いに「마울미술관」(マウルミスルグァン 村の美術館)を見つける。中をのぞくとラジオを聞きながらぼんやり座っているおじさんがひとり。そのおじさんいわく、ここに置いてあるカードを使って、無料で送ることができるらしい。(日本へも!)その手紙は1年後に届くそうだ。ポストは入り口脇にあった。「タルトンネを歩くのが好きで、あちこち行っている」という話をしたら、無骨な感じのおじさんの顔がすこし緩み、「特別だよ」と言ってポストカードのセットをくれた^^

村のへりにある小道を歩く。道はよく整備されて歩きやすい。壁にはこの村のテーマのクジラの絵を始め、季節の植物や詩などが描かれていた。海の方を見ると化学団地からモクモクと白煙が上がっている。日々活動し生産し続ける化学団地。それが現実の世界で、自分が今いる場所は別の世界のようだと思った。

村のあちこちを歩き回ったせいか、のどが渇いてきた。と、甲羅を背負ったウサギのオブジェが載っている店を見つける。
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アイスを選んでいると、奥のほうから迫力のあるオバちゃんが登場。このちかくの見所を聞いてみると「蔚山大公園」を強く薦められた。ぜんぜん行くつもりがなかったのに、「行ってみようかな」と思ってしまったくらい・・・。

この村ではイラストが通りのテーマにそって描かれていて統一感があった。それぞれの絵も丁寧に描かれ、美しかった。行き当たりばったりでなく、しっかり計画を立てて村がデザインされたからなのだろうな。それにゆったりした村の空気が居心地よかった。この空気感はここに住んでいる人たちの気持ちなのかな・・・。
「現実の世界」でちょっと疲れたとき、ここにくれば気持ちをリセットできそうだな。

<新和村(シンファマウル)への行き方(釜山駅からKTXで行く場合)>
KTX蔚山駅前で5001番のバスに乗る。시청앞(シチョンアプ 市庁前)で路線バス(216番)に乗り換え야음장생포동주민센터(ヤウンジャンセンポドンジュウミンセントー)で下車。
その停留所を降り、ジュウミンセントー(住民センター)を右手に見ながら道なりに歩く。道は二股に分かれている。左手に伸びる道に沿って、ゆるい上り坂を歩くと、左手に「신화마을」という大きなモニュメントがある。ゆるやかに登ってゆくと村の案内板がある。



by bono1504 | 2013-04-11 16:02 | タルトンネをぐるぐる

釜山で3年半滞在後、帰国。釜山時代以降、街歩きが趣味になりました。
by bono1504
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