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街をぽくぽく歩いてみれば

서울의 마지막 달동네, 백사마을백사마을의 공동체문화: 도시빈민의 골목문화(review  archive 2016.04.17)

私がソウルのペクサマウルを訪れたのは、もう5年も前だった。
서울의 마지막 달동네, 백사마을백사마을의 공동체문화: 도시빈민의 골목문화(review  archive 2016.04.17)_e0228240_08363000.jpg
それは、ちょうど東日本大震災が起こったすぐ後で、
ふいに訪れた日本人の私に、その路地にいたおじさんたちは、
「日本は大丈夫?」としきりに心配してくれた。
けっして、豊かな暮らしをしているとは思えないおじさんたちが、突然現れた外国人の私を心配してくれる。
なんだか申し訳ないような、ありがたいような気持ちになったことを思い出す。

ふいにネットで、ペクサマウルに関する記事を目にする。

それは、ジョオクラ西江大社会学科教授がペクサマウルを調査した論文(조옥라 서강대 「백사마을의 공동체문화: 도시빈민의 골목문화」『비교문화연구』 21-1, 2015년 1월)を紹介する記事だ。

서울의 마지막 달동네, 백사마을백사마을의 공동체문화: 도시빈민의 골목문화
ソウル最後のタルトンネ・ペクサマウルの共同体文化:都市貧民の路地文化
(review  archive 2016.04.17 )
http://www.bookpot.net/news/articleView.html?idxno=523

조옥라 서강대 「백사마을의 공동체문화: 도시빈민의 골목문화」『비교문화연구』 21-1, 2015년 1월
s-space.snu.ac.kr/bitstream/10371/93888/1/02_조옥라.pdf

路地文化について記されていた。

これらの路地と空間は、自分の住宅、社会的関係、経済的条件の周辺性を拡張することができる媒体である。 8坪余りの部屋から出て、路地裏の階段や椅子に座る。その路地がまさに自分のスペースになるのだ。近所で起こることを簡単に把握することができ、これにより外部の支援を受ける機会を得ることもできる。
(記事より抜粋し翻訳)

そういう関係性があることから、少々経済的に余裕ができても、この地を離れない住民もいるらしい。

私が、韓国へ出かけると、ついタルトンネを訪ねてしまうのも、そんな雰囲気を味わいたいからだ。なにか、時間をゆっくり感じるのだ。そして、常にスピードを要求される日常から、一時避難できることで、本来の心を取り戻せるような気がするのだ。

訪れたのは、ずいぶん前のことだから、雰囲気がだいぶ変わってしまったかもしれない。
でも、この記事を読んで、少しの間お邪魔させてもらいたいなと思った。






by bono1504 | 2016-06-17 22:24 | 街歩き関連の本・記事

釜山で3年半滞在後、帰国。釜山時代以降、街歩きが趣味になりました。
by bono1504
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